修士論文概要

2005年度 修士論文 (東京工業大学大学院人間環境システム専攻)

坂井公俊: 重力及び微動データの併合処理による地盤構造の高精度推定手法の提案

本研究では,重力と微動の観測データを併合処理することにより,一方のみのデー タを用いた場合に比べて精度の高い地盤構造推定手法の提案を行なった。 本手法では,微動のアレイ観測データから 速度構造,重力データから密度構造を逐次的に求め,両者の観測結果を出来る 限り満足する構造が最適解であると考える。はじめに,簡単な層構造を模擬し て数値実験を行なうことで本手法の妥当性を確認した。次に,実際の観測記録 に本手法を用いることによって,実観測記録への適用性を確認し,地盤構造推 定精度向上の可能性を示した。さらに,微動の水平動/上下動スペクトル比を利 用した併合処理手法を提案し,数値実験,実データへの適用を行なうことによ り,本解析手法の実現可能性を示した。

2004年度 修士論文 (東京工業大学大学院人間環境システム専攻)

宇田川鎮生: 時間-周波数解析を用いた微動の位相速度の推定法に関する研究

本研究では,時間-周波数解析法の1つであるHHT(Hilbert-Huang Transform)を用いた 微動の位相速度の推定法を提案した。本手法は,波動場の定常区間を抽出して解析 する点に特徴を有する。はじめに,数値計算例として,基本定常波,非定常波 に適用することで本手法の妥当性を確認した。次に,微動の実記録への適用を行な い,見かけの位相速度をシステマティックに算出できることを示し, 本手法を応用することで,観測の簡便化の可能性を示した。

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