2014年長野県神城断層地震調査速報

被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

1. はじめに

2014年11月22日22時8分に長野県北西部を震源とするMj6.7の地震が発生しました。24日から26日にかけて現地調査を行いました。以下は調査結果の速報です。

調査は,24日は,飯山,盛川と後藤(京大防災研),25日は飯山,26日は飯山,後藤,吉見(産総研)でおこなった。調査地域は白馬村堀之内地区を中心として被災状況を調査し,24日〜26日の間,余震観測を行った。

後藤による報告はこちら

2. 被害状況

2.1 堀之内地区

最も被害が大きかったと思われる地域です。1階部分が弱い構造物が倒壊しているように見えました。その一方で,建築年の浅い構造物については,外観からは健全な状態を保っているように見えます。

horinouchi_1

horinouchi_2

2.2 三日市場地区

堀之内地区とは川を挟んで南西側の地区で,こちらでも少なくない住家の被害が見られました。

mikka_ichiba

2.3 大出地区

白馬村役場とは国道を挟んだ東側に位置する地区です。震動によると思われる被害はほとんどなさそうですが,震源断層が地表面に現れていると思われ,地表での断層のトレースが通過した構造物には大きなひずみが生じています。写真の場所では断層変位によって壊れた水道管の補修工事が行われていました。自動車の傾斜から地表での断層の変位量がおおよそわかると思います。

oode_fault

3. 余震観測

余震観測は11/24から26朝まで行いました。正味は11/25の一日だけですが,まだ多くの余震が発生している時期です。センサーは手元にメンテナンス用として3台だけ確保していたITK002を緊急出動させました。

3.1 白馬村役場(K-NET白馬 NGN005)

役場庁舎前の駐車場の一角にK-NETの地震計が設置されています。そのすぐ近くに基準点として地震計を設置しました。写真の左側に見えるのがK-NET NGN005観測点,右側奥に見える建物が役場庁舎です。手前のアスファルト上に置かれているビニール袋で囲まれたものが地震計とバッテリーなどの周辺装置です。

sensor_k-net

3.2 大出地区

白馬村役場とは国道をはさんで東側に位置する大出地区は断層変位が地表ではっきりと認められましたが,断層が住家の下にも現れていました。そのような場所で断層線の近くの上盤側(たぶん)に地震計を設置させてもらいました。

sensor_oode

3.3 堀之内地区

もっとも被害が多かった地区ですが,地区の中心から少し離れた駐車場として使われている場所に地震計を置かせてもらいました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です